クラス紹介
「勝ち負けはない」——。
昨今、言葉の定義ばかりが独り歩きし、勝手な思い込みによるマインドリセットが定着化しつつあるように見受けられます。 しかし、これでは本質的な解決には至らず、水面下で良い方向へは向かわないのではないでしょうか。 私は、戦争には反対ですが、「勝ち負け」は自然界の摂理として確かに存在していると考えます。 例えば、五穀豊穣を祈願して行われる国技・相撲。勝ち負けを真剣に競うからこそ、 そこにエネルギーが生じ、神事として成立します。自然界で生き残る厳しさを体現し、 その力に感謝と恩返しをする。それこそが真剣勝負の本質です。もし土俵で手をつなぎ合って勝負を放棄すれば、神は降りてきません。 武道においても、それは同様です。 いえ、武道や相撲といった限られた世界だけでなく、私たちは「生きる」という真剣勝負の真っ只中にいます。
極真会館の創始者・大山倍達先生が使われた「勝負偏重主義」とは、競技という狭い世界の話ではなく、 まさにこの“生きる力”を指しているのだと私は解釈しています。 大山先生が目指した宮本武蔵の『五輪書』。 その道標として掲げられた精神を、私は空手道の指針としています。 武道において、負けは「死」を意味します。 負けないためには、負けを知り尽くすこと。 見たくない現実をしっかり見つめ、汗を流して挑む場所。それが「道場」です。 道場で自分の弱さ・負けを知り尽くせば、負けることは減ります。 そして、その先には「勝つ」ことへの執着から解放され、対等でいることを選択する世界も見えてきます。 勝ち負けのエネルギーが体内を巡り、動きの連続性・持続性となり、お互いが変容する可能性を秘めた領域です。 その動きは、内なるストレスを消化し、良いエネルギーへと変容させ、外へと発散されます。 そのエネルギーがまた巡り、高め合う良い循環が生まれます。そうなれば、殺伐とした「えげつない勝負」にはなりません。 勝負が悪いのではなく、内在するエネルギーの質が問題だったのです。 これからは、自分が発散するエネルギーを、次の世代にどう引き渡していくかが大切です。 そのための体の運用法、土台を作るのが「型」です。 先人が残してくれた型稽古を正しく行うことで、自然とエネルギーは練られていきます。 より質の高い「組手」を目指し、人間の進歩への貢献となれることを願って。
空手クラス
大人の方を対象としたクラス。月何度でも自由に参加頂けます。



ジュニア・ユースクラス
小学生、中学生を対象としたクラスで、月に何度でも、またどの時間でも自由に参加頂けます。



